アメリカの独立祭
「アメリカの独立祭」
今日はアメリカの独立祭(Independent Day)の日です。アメリ カが
国として独立した記念日です。人々は4th of Julyと呼んで います。
あまり歴史的な重みを感じません。ともかく仕事も休みで家族や友人たち
とバーベキューをしながら楽しみます。暗くなってから、といっても夏時間
を利用しているの、9時くらいからあちこちで本格的な花火が上がってき
ます。カリフォルニアでは山火事の心配があるので、 個人での花火は
かなり制限されているか、場所によっては禁止されています。
またハイウエイーには「酒飲み運転、警察に通報を」という電子掲示板が
出ています。それほどアメリカ人にとってお祭りの日なのです。記念する
かのようにスペースシャトル・ディスカバリーが打ち上げられました。
世界史を勉強したのですが、ほとんどヨーロッパの歴史でした。すで
に留学の時も入れると結構長い間アメリカに住んでいるのですが、この
国の歴史を知らないままでいます。ヨーロッパに比べたら歴史があるの
かとも言えます。日本に比べても同じことが言えます。たかが200年
ちょっとの歴史です。しかしこの200年ちょっとの歴史がまさにアメ
リカです。過去へのこだわりがないことと、そのぶん国の成り立ちが明
確であるからです。アメリカはこのような理念で国が成り立ち、その理
念を貫くことがこの国のあり方だと言うことがはっきりしています。そ
れがなかったら成り立ち得ない国です。それは自由と責任です。
15年前に自分で自分の家を建てることになりました。どのような家
を建てることも自由ですが、これだけの最低の規則を守ってくださいと
いう理念がはっきりしています。その最低の規則をクリアしていれば、
後はどのような家でも立てることができます。誰からも文句は言われま
せん。しかも自分で自分の家を建てることに関してはライセンスもいら
ないのです。それでも土台から配線、配管、その都度検査を通過しなけ
れば次に進むことはできません。はっきりしています。それなりに結構
面倒なことです。
材料も大工さんたちが買うのと同じお店です。同じものを使っていま
す。もちろん規模とスピードは違います。私は人に聞きながら、お店で
実物を組み立てながら、検査に来た担当者に逆に聞きながら、牛歩のよ
うなスピードで3年半かかって何とか終えることができました。誰も私
がやっていることに口を挟んだりしません。聞けば喜んで教えてくれま
す。時にはまったく初歩的なことも聞きました。いやな顔をしないで教
えてくれます。そんな私をアメリカ人として受け入れてくれました。
ミニストリーの法人格の取得を始めたときにも、これだけの規則を
守っていれば後はどのようなミニストリーでも可能であることが分かり
ました。私の場合には不特定多数を対象としているのですが、アメリカ
だけでなくて世界中の日本人のためであると書類に書いてそれで通じて
しまいました。法人としての最低の規則も毎年財務報告が求められる
しっかりしたものです。
自由と責任は結構緊張をします。どこかに張りつめて思いがあって生
きています。もちろんリラックスして自由に考えて誰も思いつかないこ
ともすることができます。アメリカはそのための許容量がかなりありま
す。だからといって何でもできるわけでもありません。そこには規則で
はなくて、深い神の導きが必要です。自由は神のわざを促します。それ
でも思いを越えたところからの導きが必要です。
国のなりわい、時の流れに神はどのように関わっているのだろうか。
神のわざは国の境、時の移りとは関係なしになされていると思いがちで
す。それで改めて国境を誰が定め、時の動きを誰が定めているのだろう
か問うてみたくなります。神であると観念としては分かっています。そ
れでも現実にいまの国の境と時の流れのなかで、神を信じていることが
どのような意味があるのだろうと思うと、立ち止まって考えてしまいま
す。
日本人としてアメリカに住んでいて、家族としてアメリカの社会にか
なり溶け込んでいて、それでいてミニストリーとしては日本人を対象に
して、さて、なぜ、どうしてと今日アメリカの独立祭を迎えて考えてい
ます。そんなことを考えてもどこにも行かないのですが、どこにいるか
は少しでも分かってきます。どこから来ているのかはさらに明確になっ
てきます。

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