オーキッド
3週間前シンガポール空港から帰途につくときに教会のご夫妻が妻へ と
透明な箱に入ったひと束のオーキッド(蘭の花)をくださいまし た。薬の
リアクションから始まって一連の食べ物のリアクションからの 回復を目指し
ている妻のことを思って、シンガポールの国花になってい るオーキッドを
用意してくださいました。ロスアンゼルスの空港で植物 検疫を経て、無事
に妻のところに届けました。帰ってきた私より、オー キッドの花に感激を
していました。
淡い紫色の花が箱から溢れるほどでてきました。言われたとおり水切 り
をして、妻は大きめの水鉢に入れて居間のコーヒーテーブルの上に置 きま
した。しばし眺めてはオーキッドの美しさを母親と語り合っていま した。
母親もこの冬にクリーム色のオーキッドの花を咲かせていまし た。
昨年10月のシカゴでの長女の結婚式にも、サンフランシスコから 来て
花を用意してくださった方がオーキッドを使ってくださったことを 思い出し
ました。
シンガポールのボタニック・ガーデンのなかにオーキッド・ガーデン が
あります。今回の奉仕の間2回ほどオーキッド・ガーデンのなかを散 策
しました。オーキッドを国花としているだけあって手入れが行き届 き、
様々な種類のオーキッドを咲かせています。シンガポール自体が
ガーデン・シティーとして、街がと言うより、国自体が公園のなかにで きて
いる感じです。その中心の市民、国民の憩いの場になっているボタ ニック・
ガーデンのなかに、うっそうとした感じの熱帯の植樹林に寄り 添うように紫
ピンク、クリーム、薄緑、黄色、白と色とりどりのオー キッドが咲いています。
根本のところで四方に葉が伸びて、その真ん中から茎が上に伸びてき て、
その茎の先端あたりに申し訳なさそうに、しかし一度見たら目をそ らすこと
ができない美しい花を咲かせています。じっと見つめて花とい つまでで対
面してたくなります。バラやゆりのような豪華な美しさで はないのですが、
しっとりと静かな佇まいを持って咲いています。一見 茫漠とした植樹林に
そっと寄り添って咲いています。コントラストなの ですが、ハーモニーが
印象的です。
居間に添えられた白と紫の混じったオーキッドも回りの家具にぴった りと
合って落ち着いた美しさを醸し出していました。訪ねてきた親戚の 人もシン
ガポールの香りを楽しんでくださいました。10日ほどして花 びらがテーブル
の上に落ちてきました。最初の頃の新鮮さがなくなって きました。先週に
はもう捨てようかと妻に言いました。まだ取っておき たいと言いました。
先週末にポートランドの日本人教会のなかの聖書塾で奉仕がありまし た。
泊めていただいたお宅の階段から下りてきたところにオーキッドが 咲いて
いました。家のオーキッドはどうなったかと思いました。奉仕を 終えて帰って
きたときにオーキッドの花だけが平らな水鉢のなかで水 に浮いていました。
妻が花だけを取って水に浮かせていたのです。食卓 の上にありました。
今もあります。いつまでも楽しませてくれます。い つまでも心が惹きつけら
れます。
その様子をいただいた方に伝えましたら次のような感想をくださいま した。
「水に浮かんだオーキッドの花を思い浮かべておりました。茎か ら離れて、
水に浮かぶ様子は、何故か『リラックスした自由なイメー ジ』を与えられま
した。」

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